小ブレーカー

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エアコン工事ガイド~
小ブレーカー解説

電気回路の遮断機 小ブレーカーの交換ガイド

小ブレーカー(配線用遮断器)って何?

小ブレーカー(分岐ブレーカー)とは
小ブレーカーとは配線用遮断器のことを指します。家庭用のブレーカーは「メインブレーカー(主開閉器)」、「漏電ブレーカー」、「小ブレーカー(配線用遮断器)」があります。
小ブレーカーから各部屋に配線が送られ照明やコンセントなどに電気が供給されています。
「1F照明用」や「エアコン用」など用途によって分けられており、その回路の使用電流が許容値を超えると遮断される仕組みになっていて、大抵は20A用の遮断器が設置されています。

小ブレーカー(配線用遮断器)って何?

小ブレーカーには「2P1E」「2P2E」があり、Pは電極の数を表し、Eは配線遮断を行うための素子を表します。
100Vの回路では1極が電圧相でもう一方が接地相になる為、電圧相にだけ素子があれば充分ですので2P1Eが使用されます。
200Vの回路では2極とも電圧相なので、地絡時の過電流を遮断する為には2極とも素子が必要となるので2P2Eの遮断器を使用します。

左記の写真は2P2Eの遮断器になります。(100V/200V兼用)

左記の写真は2P2Eの遮断器になります。(100V/200V兼用)

小ブレーカー交換、小ブレーカーの新設が必要な場面

エアコン専用の電源が100Vになっている箇所に200V用のエアコンを取り付けする際、電圧切替とコンセント交換が必要となりますが、使用されている小ブレーカーが2P1Eの場合には2P2Eへの交換が必要となりますので、小ブレーカー交換費用が必要となります。
また、エアコン専用の電源回路(専用回路)を増設する時に分電盤(ブレーカー)内に未使用の小ブレーカーがない場合、新たに小ブレーカーを準備して電源回路を引きますので専用回路工事費とは別に小ブレーカー費用が必要となります。
コンセント交換作業や電圧切替作業と同様、電気工事士の資格を有しない状況での作業は決して行わない様にお願いします。

もしも家のブレーカーが落ちてしまったら?電気の復旧方法

もしも家のブレーカーが落ちてしまったら?電気の復旧方法

◆ブレーカーが落ちた(遮断)時の復旧方法◆

メインブレーカーが落ちた場合

建物全体の使用電流が建物自体の許容量を超えてしまっています。使用中の電気製品(使用量の多いドライヤーや電気こたつ、電子レンジ等)の電源を切ってメインブレーカーのレバーを上げて下さい。あまりにも頻繁にメインブレーカーが落ちる場合には契約電流自体を上げた方がいいかもしれません。契約電流の変更(電気容量変更)は電力会社へご相談下さい。

漏電ブレーカーが落ちた場合

建物内のいずれかの回路が漏電している可能性があります。応急処置の方法もありますが、至急電気工事店へ連絡して下さい。

応急処置方法

①漏電ブレーカーを落とした状態で全ての小ブレーカーを落とします。

②漏電ブレーカーを上げます。

③1つずつ小ブレーカーを上げていきます。漏電している回路がある場合、その回路の小ブレーカーを上げると漏電ブレーカーが落ちます。

④漏電の可能性がある回路の小ブレーカーだけを落とした状態で漏電ブレーカーを上げます。

上記方法で応急処置として電気を使うことは出来ますが、必ず電気工事店へ連絡して下さい。

小ブレーカーが落ちた場合

建物内の一部の電気が切れた場合、その回路の使用電流が小ブレーカーの容量を超えてしまっているので、使用中の電気製品の電源を切ってから小ブレーカーのレバーを上げれば復旧します。

お問い合わせ

ご不明点などございましたら、エアコン工事ガイドへご相談ください。

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